退職金とは、人生で何度も手にすることのない大金です。使い道に関しては、「絶対に失敗したくない」と思うのは当然のことでしょう。
この記事では、退職金運用の失敗パターンやおすすめの運用方法などを解説します。リスクが低く効果的な退職金の運用方法を、ぜひ参考にしてください。
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退職金運用を失敗してしまうパターン
ここでは、リスクや回収年数の観点から、退職金を使ってはいけないパターンについて解説します。投資初心者が安易に手を出しやすいものには、少なからずリスクがありますので注意しましょう。
投資初心者は要注意「銀行の退職金プラン」
退職一時金が振り込まれると、銀行から「退職金プランで資産運用をしないか」と案内がくることがあります。投資経験が少ない、投資に慣れていないなどの場合は、銀行の退職金プランを利用するのは避けた方がいいでしょう。
なぜなら、金利面での優遇は条件付きのことも多いので、仕組みをよく知らずに飛びついてしまうと思ったような利益が得られない可能性もあるからです。
退職金プランの多くは、定期預金と投資信託が一緒になったプランです。退職金で投資信託を運用すれば、定期預金の金利を優遇するというもので、高金利や高配当に魅力を感じる人も多いでしょう。
しかし、金利が高いのは最初の3ヶ月間のみのケースが多いので、優遇期間については必ず確認してください。3カ月で満期になった後、金利が安くなってしまうプランもあるのです。
投資の知識や経験が少ない状態で、すすめられるままに退職金プランのような金融商品を購入するのには注意する必要があります。
退職金の運用は金融機関に任せきりにせず、きちんと勉強して自分で判断しなければなりません。
リスクが大きい「株やFXへの投資」
金融機関に任せきりにしないことが大切と解説しましたが、自分で資金を運用する株式投資やFXにも注意が必要です。これらの投資はハイリスクの部類に入るからです。
退職金は給与所得と異なり、一度もらったらそれきりです。老後の生活費となる大切なお金ですので、余裕資金でない限りは、リスクの高い投資は避けた方がいいでしょう。
とくにFXは「レバレッジ」といって投資した金額以上のお金を運用し、為替が高く売れた場合に大きな利益を出せるのが魅力です。しかし、逆に大きな損失が出てしまうリスクも同じくらいあるので、注意すべき投資方法といえます。
慎重なはずの「損切り」が負のループを生むケース
株式投資は、長期的に運用するとリスクが減らせるといいますよね。少しでも損を出すと焦って売却してしまう人も多くいます。
今度はその損失を補填しようと焦って別の株式に投資し、損を出すという悪循環に陥ってしまうケースもあるのです。
回収年数が長い「不動産投資」
退職金を不動産投資で運用する方法はどうでしょうか。
退職金制度によりまとまった金額が振り込まれると、不動産投資を行い不労所得で老後を過ごそうと考える人も多いでしょう。しかし、不動産投資は、初期投資費用を回収するのに20年以上かかるといわれていることも念頭におくべきです。
具体的な事例をもとに不動産投資について解説します。
たとえば、初期費用が2000万円、元本に対する利益である「利回り」が5%の場合は、年間の家賃収入は100万円です。この場合、不動産の初期費用を回収するには20年かかります。
空室があれば、さらに回収年数が長くなることは避けられません。空室に対し家賃保証のある物件でも、保証金額が減っていくので採算が取れなくなるケースもあるのです。
60歳の退職後にすぐ不動産投資を始めても、元が取れるのは80歳を超えた頃になります。老後の生活費が必要な時期に手元に十分なお金がないという事態も考えられるので、不動産による長期間の投資は避けた方がいいでしょう。
退職金運用で失敗しない!失敗事例から見るおすすめの運用方法とは節税や手堅い投資を!おすすめの運用方法
この段落では、退職金を失うようなリスクの少ないおすすめの運用方法や、退職後を見据えたおすすめの節税方法を紹介します。具体的で実践しやすい方法なので、ぜひ参考にしてください。
50歳からでもiDeCoで節税
iDeCoは「確定拠出年金」といい、個人で掛け金を積み立て、投資信託などで運用します。60歳以降には年金として受け取れる制度として人気です。早期に退職金をもらうなどして運用方法を模索している50代にとってもメリットの大きい制度といえます。
【iDeCoのメリット】
- 掛け金は全額所得控除の対象となる
- iDeCoで購入した投資信託の利息・配当・売却益は非課税になる
- 60歳以降の一括受け取りで退職金控除が受けられる
加入上限は65歳なので、50歳から加入しても節税の恩恵を十分に受けることができる制度です。たとえ、運用の利回りがゼロだったとしても、所得税などの節税効果による利益が見込めるというメリットがあります。
仮に年収500万円の人が50歳の時に加入し、上限の2万3000円の掛け金にした場合は、65歳で約82.8万円の税金が削減できます。
iDeCoの毎月の掛け金は自分で設定することができ、上限は会社員で2万3000円、自営業者は6万8000円となっています。
さらに、投資に失敗し自己破産してしまった場合でも、iDeCoは財産として保護されて老後の資金として返ってきます。投資をする上での保険のような役割も果たしてくれるのです。
安定収入が見込める太陽光発電投資
太陽光発電投資は安定した収入が見込めるので、退職金で運用する投資方法としておすすめです。
太陽光発電投資には、不動産投資のように空室になるリスクがないのという特徴があります。
【太陽光発電投資の特徴】
- 太陽が出ていれば発電するので売電すれば安定した収入が見込める
- 固定買取価格制度(FIT)により国が20年のあいだ買取をしてくれる
- 不況の影響を受けない
太陽光発電には、マンションや店舗のように近くに競合がいても収入への影響がない点も見逃せない特徴です。株式投資のように常に株価を気にする必要もないため、比較的ゆったりした心持ちで投資できるでしょう。
太陽光発電への投資は、退職後のライフスタイルに合うリスクの低さと安定収入が魅力です。
10年後に売却!太陽光発電投資の運用ビジョン
この段落では、太陽光発電投資が目指す将来の運用のかたちについて解説します。太陽光発電投資は、ほかの投資に比べて利回りの高い投資であることを、不動産投資と比較した以下の表で確認しておきましょう。
【太陽光発電と不動産投資の利回りと初期費用回収までの期間の比較】
投資の種類 | 初期費用 | 利回り | 年間収入 | 初期費用回収までの期間 |
---|---|---|---|---|
不動産投資 | 2000万円 | 5% | 100万円 | 20年 |
太陽光発電投資 | 2000万円 | 10% | 200万円 | 10年 |
太陽光発電投資は利回りが平均10%ほどと高いので、不動産投資の半分の約10年で初期費用を回収できることが分かります。その後は売電収入を獲得し、最終的には土地ごと、または土地権利を除く設備一式を発電所として売却することで手放せるメリットがあります。
初期費用の回収が早いので、80歳、90歳と高齢になるまで太陽光発電を保有する必要もありません。万が一の時には現金化して配偶者や子供に資産を残すことも可能です。
退職金運用で失敗しない!失敗事例から見るおすすめの運用方法とはリスクを抑えて退職金を賢く運用しよう
退職金は老後の大切な資金なので、株やFXといったリスクの大きな運用方法は避けた方がいいでしょう。不動産投資との比較では、太陽光発電投資のメリットを改めて知ることができたのではないでしょうか。太陽光発電投資の方が、安定した収入が見込めてローリスクであることが分かりました。
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