
2012年7月にスタートした全量固定買取制度(FIT制度)により、日本の約50万か所に20kw以上の太陽光発電所が点在しております。
太陽光発電所といえば、太陽光パネルをイメージしますが、発電した電気を直流から交流に変換したり、発電量の最大化の為に電圧を調整するパワコンの存在はとても重要です。
FIT制度がスタートして既に10年が経ち、連係が早かった発電所は売電開始から10年が過ぎようとしていますが、パワコンの寿命は10年~12年と言われておりますので、パワコンの故障などで発電量が急に落ちたという話が最近は増えてきました。
もし、あなたがご使用中の新電元(製造中止)・安川電機・オムロン・ファーウェイ・ダイヤゼブラ(田淵)・SMAなどのパワコンが急に故障して止まったら不安ですよね?
本記事では、パワコンの基礎からパワコン故障時に修理対応を依頼するべきか?新規交換すべきなのか?費用面やフローも含めてどちらがお得なのかを解説します。
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パワコンの寿命は何年?

土地付き太陽光発電所を購入している投資家様であれば、販売店様からの発電所を購入時に既に説明を受けている方が大半かと思いますが、 売電開始から10年目にパワコン交換費用が発生する収支計画になっていると思います。
幸いなことに、太陽光パネルは毎年劣化しますが、25年~30年は発電します。
ただ、パワコンは早くて8年、長くても12年~13年で壊れます。ですので、一般的には10年が平均的な寿命となります。
パワコンは精密機械ですので、設置している場所の温度・湿度などの外部条件により寿命が異なるでしょう。
多くの投資家様は10年未満でパワコンが故障するリスクを加味して、パワコンメーカーの10年機器保証に入っているケースが多いかと思います。 ただ、2013年頃は1年間の機器保証しか入っていない方も一定の数はいるのも事実です。
パワコンは低圧発電所であれば、9.9kw×5台の49.5kwパターン、5.5kw×9台の49.5kwパターン、10kw×4台の40kwパターンが多いのですが、 仮に1台壊れると、そこに繋がっている全てのパネルの発電量を失いますので、発電量が極端に減るケースがあります。
パワコンの役割と仕組み

家庭用パワコンの役割は、発電した電気を自宅で使うために直流から交流に変換することです。しかし、投資用パワコンの役割はすこし異なります。
投資用パワコンは、発電した電気を売電するために電圧を調整します。電気は「電圧は高いところから低いところ」へ流れますので、電柱などの外部の電圧状況を確認しながら、電圧を高くしたり、低くしたりする事が求められます。
電流×電圧が発電量となるので、パワコンは発電量を最大化する為にMPPT制御機能があります。
また、近年では電力会社の出力抑制(出力制御)に対応した機能も搭載されておりますが、古いパワコンの場合はその制御が搭載されていません。
パワコンの種類について

パワコンには種類がありますが、まずは設置する場所によって屋内型・屋外型に分かれます。家庭用の場合は、屋内型を利用するケースが大半ですが、 投資用の場合は、屋外型が一般的です。
また、大型のパワコンを1台設置する集中型と複数台のパワコンを設置する分散型があります。リスクを分散したい投資家の方は、なるべく多くの小型のパワコンを複数台設置するケースが多く、コストや管理の手間を安くしたい方は集中型を採用するケースがあります。
特にこの考え方は高圧などのメガソーラーを設置する時に、集中型にするか、分散型にするか意見が分かれます。
パワコン故障の早期症状
パワコン故障の前兆は様々な形で出てきます。皆さんのパワコンは問題なく動いていますか?
- パワコンからモーターなどの異音が出ている
- 他のパワコンと比較して発電量が少し落ちている
- 定期的に運転停止が起きている
もしも、上記ような症状がでていたとしたら交換・修理を検討する事をお勧めします
パワコン故障は、修理と交換どっちがお得か?
ここからが、本題ですが結論からお伝えすると修理費用と交換費用を比較すると新品交換費用が安いのが実情です。
ただ、パワコンの機器保証期間内の場合はまずは、修理依頼をしたほうが良いでしょう。
ただ、機器保証期間内でも、修理調査した上で故障原因が使用環境等の外部要因となる場合は対象外となります。
つまり、機器保証期間内で調査後にメーカー側の製品に起因する故障の場合は、無償となるが、調査後に外部に起因すると判断された場合は、有償対応となります。その修理費用は新品交換と同等もしくは、それ以上の費用だということです。
では、具体的に修理費用に含まれる項目はどういったものがあるのだろうか?
パワコンの修理に含まれる費用項目は?

- 調査費用:約3万円(故障の原因を特定する為の費用)※機器保証期間外
- 調査費用:都度(メーカー側の技術者の交通費・出張費用)※機器保証期間外
- 修理費用:10万~35万(基盤交換~ユニット交換費用などで差がでる)※機器保証期間外
※詳しくは各メーカーによって異なりますので、機器保証書やメーカーHPをご確認ください。
このように、1台の故障特定~修理だけでも15万~40万ぐらいかかる計算です。
設置して、1年未満であればメーカー側の製品に問題があるケースが多々ですが、8年~10年などかなり経過した場合は、新品交換が安くなるでしょう。
特に調査に関しても、時間がかかるのでそれまでの売電ロスも馬鹿になりません。
また、修理対象外となる外部要因としては、施工ミス(不適切な設置・接続)、使用環境が悪い、災害、ほこり、錆、分解されている、小動物による、外的な圧力で変形しているといった ものがあります。細かくはメーカー側の機器保証内容を確認ください。
パワコンの故障を心配されている方へ

パワコンは全てが同じタイミングで壊れるわけではありません。同じタイミングであれば、ほぼ、自然災害のような外的要因となります。
ただ、全てのパワコンはいつか壊れますし、20年間は動きません。9年目で1台、10年目で2台、11年目で1台、13年目で1台というような形で壊れます。
もし、将来的に壊れる事を想定した場合は、一気に全て交換するほうが工事費及び製品の購入代金も安いです。
結論としては、1台壊れたタイミングで全てを新品に交換するほうが堅実ですし、売電ロスを考えるなら壊れる前に全て交換するのもお勧めです。
パワコンは8年前よりかなり安くなっている事実!

パワコンは全てが同じタイミングで壊れるわけではありません。同じタイミングであれば、ほぼ、自然災害のような外的要因となります。
2023年現在のパワコン価格は8年前と比べて約30~40%程度下がっており、性能も向上しております。
最近はパワコン交換により、ストリングの最適化で発電効率を上げるリパワリングも流行っており、売電収入の向上も期待できます。
お使いのパワコンメーカーが既に撤退している方や、既に連携して8年を過ぎている方、機器保証が過ぎていいる方は交換をご検討ください。
2023年のパワコン納期について

2021年に半導体工場の火事により、パワコン生産に必要な半導体が世界中で不足しました。
2021年から続く半導体不足は解消されつつはあるものの、2023年は昨年よりもパワコンの納期が長くなっているのは、なぜでしょうか?
これは、パワコンに使用する部品の一部の生産が極端に落ちております。これはコロナ過で生産する工場が人員不足と言われております。
この部品の生産量が人員解消により、通常の状況に戻るのは2023年夏ぐらいまでかかるとも言われており、商社・販売店を悩まされている状況です。※2023年7月現在のパワコン納期はだいぶ緩和され、2週間~3か月以内に納品が可能です。
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