竹原
どうもタイナビの竹原です。三田さん、前回はありがとうございました。
三田
いえいえいえ。
竹原
所得税に対する意識が高まったと、我ながら思ってるんですけども、こっからが本番で。例えば、サラリーマンの方が太陽光を買ったときに、所得税がどういう風になるのかっていうところについて、具体的に今日は教えていただきたいと思います。
三田
承知しました。
竹原
お願いします。
↓↓動画本編はこちら!
太陽光購入初年度は節税になる
三田
こちらの画面をご覧いただければなと思います。基本的に太陽光の場合、FITが20年なので、20年分示したいところではあるんですけども。時間と、あとはスペースの関係もありますので、初年度ですね、こちらを参考までに示させていただければなと思っております。
三田
そこにサンプルの例を載っけてるんですけども、「年収」は以前の動画に示した600万ベース。「購入価格」、太陽光トータルが1,800万、土地代が150万、「FIT単価」は15.4円、「借入」は1,800万の内、1,650万、17年返済の2.5%。
で、「取得初年度」の場合、初年度の節税額、162,000円、これ「減る」という意味です。減る。 会社で勤めていたお給料から発生している税金から、162,000円払う金額が減るので、当然プラスってことですね。節税と。こういう形です。
この仕組みなんなのかって話なんですけども、会社勤めの方はわかると思いますが、年末あたりに「源泉徴収票」っていう、毎年貰ってると思うんですよ。それは会社のお給料だけ。
その後、太陽光を買った場合には、ご自身で確定申告っていうものを行います。「太陽光でこれぐらい儲かってますよ、損してますよ」ってのを、お給料と合わせて税務署に対して申告していく手続きです。
収支は黒字、税金上は赤字になる
三田
その細かい仕組み自体は、確定申告やられてる方たくさんいますので、ご自身でもできると思うんですけれども。計算した場合こうなりますよっていうシミュレーション結果が、この図の右側ですね。
一番上のオレンジのところが、給与だけだった場合、納めてる税金は所得税、住民税、復興税、トータル519,000円。
そこに太陽光をくっつけた場合、青色のとこなんですけども、2つ目に「マイナス80万」って入ってますよね。これなんですけども、太陽光投資ですね、初年度は基本的に赤字が出ます。
三田
注意してほしいのは、「赤字出るんだったらやらないよ」っていう意見なんですけれども、これは税金計算上の赤字なので、手元に残るキャッシュフローとは連動してません。なので税金上は、計算の仕組み上、赤字が出ると思ってください。
基本的にシミュレーション上はプラスのはずです、収支は。手残りはですかね。ただ、税金上80万くらいがマイナスとして出るので、納税額が、青色のところ、356,000円になってますよね。なので、会社勤めだけだったら519,000円。それが太陽光をくっつけると、356,000円。
結果、先ほど結論で示した162,000円くらいが浮くという形になると思います。
所得税が減ることで住民税も減税に
竹原
なるほど。これ、めちゃめちゃいいですよね。
三田
めちゃめちゃいいですよね。
竹原
納める税金が減ってるってことですもんね。
三田
そうです。なので、気づかないかもしれませんが、来年以降の住民税とかが減っていくんですよね。
竹原
なるほど。一時的な支払う税金も減ってるし、更に翌年のいろんな税金も安くなってると。
三田
そうです。住民税は前年の所得に応じて次の年が決まるので、前年が赤字だったら次の年は減っていくという感じですね。
黒字になったら税金対策を
竹原
なるほど。実際の効果としては、これよりもっと増えるっていう意味です?
三田
そうですね。ただ、注意点としては、これ、1年目しか示してないので、税金計算上最初赤字が出るんですが、何年か経つと当然黒字になってきますと、もちろんですけども。そしたら逆に収める側に回る、更に追加で納める側に回っていくと。
そうなった場合には、税金的にはいろいろ方策を考えていかなきゃいけないという形になりますが、そこはまさに専門家に、僕みたいな(笑)、「どうしたらいいですか」と任せていたければいいかなと思ってます。
竹原
ありがとうございます。本日はですね、太陽光をご購入したときの所得税の扱いについて、実例を交えてご説明いただきました。こちらもですね、結論、 太陽光合わせて買った場合でも収める税金が減るっていうとこで、これはやらない手はないと。
三田
やらない手はないというか、これは「義務」ですね。確定申告としては義務になります。
竹原
ありがとうございます。本日の動画は以上とさせていただきます。ご視聴ありがとうございました。
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■竹原 明洋:株式会社グッドフェローズ社長室長・コールセンター部部長
⻑尾、佐伯と3名でグッドフェローズを設立。オーストラリアの大学にて国際ビジネスを専攻し、本当は誰よりも太陽光発電に詳しいコールセンターのトップにしてグッドフェローズ随一の聞き上手。
■三田裕也さん:三田会計事務所 代表
公認会計士・税理士。大学卒業後に公認会計士講座の講師として、財務会計論、租税法の科目を担う。中小企業や個人のサポートを行うべく独立開業に至り、2019年から太陽光発電投資を始めている。
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