マイニングのやり方

※タイナビ発電所では、仮想通貨の業界の方から、マイニングの初心者ヘ向けたコラムを寄稿いただきました。連載形式でお届けいたします。「仮想通貨という言葉はよく聞くし興味はあるけど、正直よくわからない」という方は、ぜひ最後までお読みください。

第4回目のテーマは、マイニング実践編(マイニングとマイニング報酬)についてです。

⇒前回の『【初心者へのマイニング入門】Days3.マイニングの仕組みと役割』はこちら

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マイニングを行うとしたら?

仮想通貨、ブロックチェーン、マイニングと追って説明してきましたが、前回はマイニングの役割、技術面の解説を行いました。今回は、もう少し個人レベルで考えてみましょう。

まず、マイニングを行う見返りとして仮想通貨が貰えることは前回でも述べました。

また、ブロックチェーンとは、取引データらをひとつのブロックにして纏めて、そのブロック群が連なったデータ群であることも述べました。ブロックは一定時間おきに自動生成され続けており、最初に誕生したブロックから最新のブロックまでがクサリのように繋がっていき、常にひとつの大きなデータとなっています。

そして、マイニングとは、今この瞬間までのブロックチェーンとなった大量のデータを遡って計算処理を行うことです。

ブロックチェーンは大きくなり続けるので、経過時間とともに計算処理を行うコンピューターにも強力なパワーが求められてきますが、この計算処理に成功することができれば新しいブロック誕生と同時に新規発行される仮想通貨を得ることが出来るのです。

「マイニング」という言葉は、アメリカで起きたゴールドラッシュになぞらえ、採掘者達が金を採掘(マイニング)しようとしたことに由来します。

仮想通貨は金(Gold)と同様に埋蔵量(発行枚数)が定められており、人々がツルハシ…ではなくコンピューターを用いて採掘を行うところ、それに採掘できる枚数に制限があり取引高に影響を与えるところも似ていますね。

市場で活用されていてこそですが、採掘できる量が減れば取引所で買うしかできなくなるわけで、欲しい人がいれば需要が高じて価格が上昇することでしょう。

その時までにマイニングをしていた仮想通貨があれば圧倒的なアドバンテージとなるでしょう。

予め気をつけておくこととして、マイニングで貰える仮想通貨は当然市場で流通している量よりも当然少ないです。金(Gold)を掘り当てて一攫千金!とはいきません。「仮想通貨マイニングで大儲け!」だなんて話があれば、それは眉唾物です。実際にビットコインのように高騰している仮想通貨で少しでもマイニングが出来れば大儲けとなる場合、多くの企業が数億レベルで大金を投じ機器を揃えているため、一般人が割り込む隙間は非常に狭いものとなるでしょう。

そこでマイニングを行うユーザーは、ユーザー同士で協力しあって計算力となるマシンパワーを出し合い、ひとつのパワーにしてマイニングを行います。協力プレイのようにしてマイニングを行い、マイニング報酬を獲得できた場合、ユーザー達は貢献できた計算量だけ報酬となる仮想通貨を振り分けられます。

1日で得られる仮想通貨は微量ですが、ほぼ確実に毎日仮想通貨を得ることが可能です。

マイニングの具体的なやり方

ということで、論より証拠、やり方は簡単。

  1. まずはマイニングを行うためのコンピューターを用意します
  2. マイニングするためのプログラムを用意します
  3. マイニングプールの設定を行い、マイニングプログラムを実行します
  4. マイニングプールで採掘された自分の仮想通貨が貯まっていきます
  5. マイニングプールで一定量が貯まると、いよいよ外部へ払い出され、仮想通貨が手元にやってきます。

マイニングを行うためのコンピューターには、ASICやGPUマイニングといった種類がありますがここで言うマイニングマシンはGPUマイニングマシンになります。

マシンの性能は一概に良い悪いということだけではなく、マシンによって得意・不得意となる仮想通貨の種類が異なります。自分が欲しい仮想通貨があってマイニングを行いたい場合には、購入時にご相談されることをオススメします。

マイニングをするためにはプログラムが必要です。

コンピューターだけでは何もできないのはパソコンやスマホと同じで、マイニングを行うための仮想通貨毎に異なる専用の計算プログラムを用意しないといけません。

前述のマイニングプールも利用するためには設定が必要です。

こちらはインターネット上にありますので、情報を取得してきてマイニングプログラムに入れ込んでいきます。

マイニングを実行したら稼働中のマシンがトラブル起こさないように気をつけて稼働を続けさせます。

プールで仮想通貨が一定量が貯まると払い出されますが、これは自動的に行われるので受け取るためのウォレットを用意して待ちましょう。

以上がマイニングの具体的な流れになります。

イメージが掴めましたでしょうか?

これでブロックチェーンとなる仮想通貨とマイニングの関係性は大体ご説明致しました。

結局、個人レベルの観点でみてもマイニングを行うことで仮想通貨は徐々に貯まり続けるということがポイントです。

膨大なデータ量となっていくブロックチェーンの特性上、今この瞬間が一番マイニングしやすい状況ということが解って頂けたことでしょう。

仮想通貨の価格が低迷し、あまり注目されていない時はマイニングに必要な機材も揃えやすくマイニングに参画しやすいですが、逆に価格が高騰してからでは、取引所での購入は躊躇してしまいますが、マイニングは関係なく始めても良いでしょう。

つまり、相場に関係なく、マイニングには出来る限り早く参画したほうが良いですね。

さて、次回は最後の確認、マイニング業者の選び方に関するお話になります。

⇒第5回『マイニング業者の選び方について』につづく

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