小型風力発電 家庭用タイプと中規模タイプの違いとは?の説明画像その1

安定した収益性が魅力と言われる小型風力発電ですが、実はそのタイプは1つではなく大きく2タイプに分けられます。それが、家庭用小型風力発電機と中規模小型風力発電機になります。

現在、小型風力発電への投資を検討されている方において、この2タイプを混同して認識されている場合もかなり多い傾向があります。しかし、年間どれほどの収益を見込むかという具体的な考えのある方にとって、この違いを知らないことは大きなデメリットです。 ここでは、今後本格的に小型風力発電に投資される予定のある方のために、この2タイプの小型風力発電について、基礎知識を含めていくつかの異なる視点からの違いを説明していきます。

1.家庭用小型風力発電と中規模の小型風力発電の基本的な違い

小型の風力発電と耳にするだけで、かなり多くのユーザーが手軽に導入できると思われるのではないでしょうか?

しかし実際は、そのサイズやスペックについてかなり大きな差が存在することも多く、発電能力やその取り扱いに関しては明らかな違いも生じてきます。

また、メーカーによってもその能力などに差が生じてくることは言うまでもありませんが、ここでは、小型風力発電における家庭用と中規模のタイプについて、まず基本的な違いをチェックしていきましょう。

発電容量と発電効率について大きな差が存在している

家庭用と中規模の小型風力発電については、まず発電容量の違いがあります。

家庭用小型風力発電機は、一般的に発電容量1500Wまでのものを導入されることが多くなり、この程度のものであれば強い風を受けずとも発電が可能になりますので、発電効率も30%以上を達成できることが多くなるでしょう。

1500Wの風力発電機になると本体価格が50万円以下で販売されていることも多くなり、小額投資の方法とすればとても参入しやすい部類になります。

一方で、中規模の小型風力発電と聞くとどのようなタイプを想像されるでしょうか?

このタイプは一般的に数kW以上の発電容量を持つことになり、特に5kWから20kWのものが投資にはオーソドックスです。

しかし、このタイプは家庭用の小型風力発電機器とは異なり、一定の風速が発電には求められることもあって発電効率はまず30%には届かず、ほとんどは25%程度になりますのでこの点が2タイプ間においてかなりの大きな違いになります。

家庭用小型風力発電の機器は自分で簡単に設置できる

小型風力発電であっても、その規模が違えば設置方法にも違いが出ることは自然な流れです。まず、家庭用の小型風力発電機器になりますと、基本的にその設置は自分で進めることができます。

一方で、中規模の小型風力発電と聞くとどのようなタイプを想像されるでしょうか?

家庭用のものは設置場所が庭や自宅の屋上など、設置自体に基礎構築が求められないこともあって手軽な設置をどなたでも行えるのが大きな特徴です。

しかし、中規模の小型風力発電になると地上から10メートルは高さを保たなければ発電効率を満たすような風量が得られないため、通常はメーカーもしくはメーカー代理の業者によって設置されます。

中規模の小型風力発電機器は家庭用のものと比べると価格が若干高めであるために、自己流で設置してしまうと万が一の故障や破損などの際にメーカー保証が受けられないことも十分に考えられ、投資において思わぬ損害を被るケースもあるのです。

もちろん、家庭用の小型風力発電機器であっても設置を業者にしてもらえばより安心となります。

2.家庭用小型風力発電と中規模の小型風力発電の設置場所

小型風力発電 家庭用タイプと中規模タイプの違いとは?の説明画像その2

さて、小型風力発電の設置について、すでに家庭用タイプは気軽に進められるという話をしました。しかし、それは確実に適切な設置場所であることが大前提になり、それを達成できなければ長期間の使用において様々な支障を来すことになるでしょう。

もちろん、中規模の小型風力発電機器になれば騒音や景観などの配慮をしなければならなくなりますので、安定的な風速を得られる設置場所であることと同時に近隣へ及ぼす影響にも配慮しなければなりません。ただ、家庭用タイプはその点、設置しやすいのがメリットです。

家庭用小型風力発電はどこでも設置できるがトラブルも多い

それでも、基本的にどんな場所でも設置が可能な家庭用タイプでも、ユーザーにおける実情を見てみると数多くのトラブルが存在しています。

家庭用の小型風力発電機器は、極端に高いところに設置する必要がありません。そのため、身の丈と同じような感覚で設置する方も多く、これ自体は大変便利な部分でもあるでしょう。しかし、住宅地によってはかなり密集しているケースもあり、設置している家庭用タイプの機器の振動が近隣に伝わっていくことも珍しくありません。

騒音というほどのものではないものの、比較的振動音や超音波に敏感な人が多い日本では、長期間の運用によって住民間の摩擦やわだかまりを形成してしまうことも十分にあり得るのです。

住居と商業地の混じったようなエリアであれば良いのですが、住居専用エリアになるともともと閑静なエリアであるために、それまで良好であった周囲との関係を一気に壊していまいますので家庭用タイプであっても、ここは慎重に場所を選ぶことが必要でしょう。

3.家庭用小型風力発電と中規模小型風力発電の収益性について

小型風力発電 家庭用タイプと中規模タイプの違いとは?の説明画像その3

ここからは、いよいよ家庭用と中規模の小型風力発電機器における収益性の違いを見ていきます。言わずと知れず、年間の発電量をいかに伸ばすかが収益性の大きなカギになります。

しかし、小型風力発電が24時間稼働であるにしても、365日休みなしに風を受けていることはないはずです。ここでは、小型風力発電のタイプの違いとその特徴を十分に考慮して、できるだけ正確な収益性を割り出していくことにしましょう。

家庭用小型風力発電の持つ一般的な収益性

まずは、家庭用の小型風力発電の場合ですが、1500Wと600Wの発電容量にて一般的な収益性を見ていきましょう。
1500Wの風力発電になりますが、24時間稼働で発電効率を30%と高めに見積もってみましょう。

月間発電量見込:1500W*24*30日*30% = 324000W
年間発電量見込:324000W*12か月 = 3888000W = 3888kWh

発電容量が20kW以下の設備は55円/kWhの売電単価が適用されますので、年間213,840円の売電収入が見込めます。

一方で、600Wの風力発電機器によって発電見込みを計算してみるとどうでしょうか?

月間発電量見込:600W*24*30日*30% = 129600W
年間発電量見込:129600W*12か月 = 1555200W = 1555kWh

そして、ここに同じく55円/kWhの売電単価を掛け合わせると、85,525円の売電収入が見込めることになります。

中規模小型風力発電の持つ一般的な収益性

次に中規模の小型風力発電の場合ですが、20kWと10kWの発電容量にて一般的な収益性を見ていくことにします。
最初に20kWの風力発電になりますが、24時間稼働で発電効率を25%と設定します。

月間発電量見込:20kW*24*30日*25% = 3600kW
年間発電量見込:3600kW*12か月 = 43200kW

ここでも発電容量が20kW以下の設備は55円/kWhの売電単価が適用されますので、年間2,376,000円の売電収入が見込めます。
一方で、10kWの風力発電機器によって発電見込みを計算してみるとどうなるでしょう?

月間発電量見込:10kW*24*30日*25% = 1800kW
年間発電量見込:1800kW*12か月 = 21600kW

そして、ここに同じく55円/kWhの売電単価を掛け合わせると、1,188,000円の売電収入が見込めるのです。
ただし、中規模の場合は設置する土地をできるだけ安く借りなければ、収益を大幅に圧迫します。

4.家庭用と中規模小型風力発電機メーカーにおける傾向の違い

小型風力発電 家庭用タイプと中規模タイプの違いとは?の説明画像その4

今まで家庭用と中規模の小型風力発電機器を比較してきて、いろんな違いが存在することがご理解いただけたでしょう。ここでは、現状においてこの2つのタイプを取り扱うメーカーの事情を見ていきます。

近年は経済構造が非常に複雑化していますので、発電機器も日本メーカーで取り扱っていても国内で製造をしているとは限りません。そんな中、小型風力発電機器に関してはどのような傾向にあるのでしょうか?

海外メーカーがとても多い家庭用の小型風力発電機

現状を見てみると、家庭用の小型風力発電機器はそのニーズがかなり高まっていますが、価格競争が激しいこともあって、日本メーカーよりも海外メーカーのほうが明らかに製品の数も多い状態です。

特に中国や東南アジア製の成長が著しく、日本のメーカーも取り扱いを積極的に増やしているほどです。現在多くの日本メーカーが購入における設置やメンテのサポートについて付加価値を見出しており、機器の価格は安いけれどもそれを日本の質でいかに長期間維持できるかを大きな強みにしています。

それでも、設置は自己責任でお願いしますというような業者も決して少なくはなく、ユーザーにとって良い意味でも悪い意味でも選べる商品の多いのが、この家庭用タイプになるのです。

しかし、台湾製などは現在日本メーカー製とそん色のない品質レベルにあり、今後も日本ではシェアを伸ばしていく見通しです。

中規模の小型風力発電機は日本メーカー製も充実

一方で中規模の小型風力発電機器になると、高さサイズも10m以上になるのが一般的なので欧米のメーカーのシェアが大きい傾向にありますが、日本メーカーも製品を充実させています。

中規模のサイズのものは、メーカーにとっても基礎工事などの導入費用が稼げるので、利幅がとても大きいことは明らかです。また、より良いメンテナンスのためには欠かせない遠隔監視システムなども取り入れなければならないことから、中規模のものは家庭用のものと比べて業者が積極的に推進してくる傾向にあるのは否めません。

それでも、この監視システムはメーカーによってレベルやデータ精度の違いもかなり大きく、提携しているプログラム会社との連携がしっかり取れているところは発電機器の売り上げも伸ばす傾向にあります。

これにより、ユーザー側で中規模の風力発電機を選んでいく場合は、監視システムについても強いこだわりを持つことが必要でしょう。

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