太陽光の発電量が低下しても収入は想定内!? 日照時間・経年劣化と収入の関係性の説明画像1

太陽光発電は、太陽光の力で発電した電気を売るわけですから、発電量の低下は重要な問題です。しかし、利回りや想定収入を計算していると、「本当に発電量が20年間下がらないのか」、「日照時間や経年劣化の影響はないのか」と不安な方も多いのではないでしょうか?

結論から申し上げますと、日照不足や太陽光パネルの経年劣化などで発電量は低下しますが、想定していた収入よりも低くなるとは限りません。むしろ、想定よりも多く稼げることも。

なぜ、発電量の低下が収入の減少にならないのか、むしろ想定よりも多く稼げるのか? 発電量が低下する仕組みも踏まえ、解説します。

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発電量が低下する代表的な2ケース

太陽光発電は、太陽の光を電気に変えるわけですから、日照時間が長いほど発電量は増加します。晴れの日が続けば発電量は上昇、曇りや雨の日が続けば日々の発電量は低下するというわけです。

ケース1. 天候や季節による日照不足

太陽光発電は、太陽の光を電気に変えるわけですから、日照時間が長いほど発電量は増加します。晴れの日が続けば発電量は上昇、曇りや雨の日が続けば日々の発電量は低下するというわけです。

また、日照時間は季節によっても違います。エリアやその年の気候条件にもよりけりですが、一般的に日照時間が短い秋や冬は発電量が低くなり、春に最大となる傾向があります。

日差しの強い夏が一番好条件と思われがちですが、6~7月頃は梅雨の季節でもあるため、必ずしも発電量が伸びるとは限りません。また、太陽光発電は意外と精密にできています。気温が25℃以上になると太陽光パネルは徐々に発電効率が悪くなるため、春が最も好条件です。

ただ例外として、北海道は梅雨がなく、夏場でも他の地域に比べると気温が低いため、夏でも効率よく発電できるエリアです。

ケース2. 太陽光パネルの経年劣化

先ほども触れたように、太陽光発電は精密な機械です。20年間の長期で運用していくとなると経年劣化が生じ、発電効率が導入当初よりも低下してしまいます。

具体的にどの程度発電量が低下するかというと、安いパネルなら20年で約15~20%ほど。年間の想定売電収入が200万円の場合、発電量が15%低下すれば、売電収入が年間30万円も減少してしまいます。

発電量の低下=収入の低下とは限りません

投資を始める上で、発電量が安定しておらず、日照時間や経年劣化で変動するのは見逃せないリスクです。しかし、冒頭でも触れたように、日照不足や経年劣化などで発電量が低下したからといって、必ずしも想定よりも収入が下回るとは限りません。

というのも、物件情報に記載、もしくは業者から通知される想定収入や利回りは、日照時間や経年劣化による出力の変動も考慮された数値だからです。メーカー側は想定収入・利回りを算出する際、経年劣化や土地柄の日照データをもとにするため、想定よりも下回るということは稀です。むしろ実際に運用すると、想定以上の発電量となることが多いほどです。

それでも発電が想定通りに行われているか気がかりな方へ

このように、日照時間や経年劣化で発電量が変動するのは、メーカーも想定の内です。しかし、本当に購入した太陽光発電システムが毎日発電しているか、天候や経年劣化などの影響で想定よりも著しく低下していないかなど、不安な方も多いのではないでしょうか?

実際に運用を開始すると、1ヶ月ごとに、その月の発電量や収入が記載された明細が送られてきますが、あくまでも1ヶ月ごとです。多くはありませんが、落雷で発電が停止してしまうなど、想定外のトラブルが起こると、対処に大幅な時間を取られてしまい、収入が減少してしまいます

遠隔監視なら発電量の推移を自宅で確認&通知可能

「発電状況を小まめに確認したい」、「急な発電の停止に備えたい」……そんな方におすすめなのが遠隔監視です。遠隔監視とは文字通り、太陽光発電の発電量を遠隔からでも確認できる機器のことです。代表的なものですと、「エコめがね」というシステムが有名です。

エコめがねの導入メリット

  • 自宅からでも、遠方にある太陽光発電の発電量を確認可能
  • 1時間ごと・日ごと・月ごとの発電量を分かりやすくグラフ表示
  • 確認できる端末は、PCやスマートフォン、タブレットなど。
  • 売電状況が分かりやすくまとめられた「発電診断レポート」の送付
  • 発電停止が疑われる際に教えてくれる「アラート」機能あり

肝心の価格は販売店によってバラつきはありますが、以下が料金の目安です。

【自家消費目的の住宅用・10年一括価格】

  • 余剰買取用プラン+モバイルパック:20万円(1ヶ月あたり1,666円)

【投資目的の産業用・10年一括価格】

  • 全量買取用プラン+モバイルパック

20kW:27~37万円(1ヶ月あたり2,250円~3,083円)
40kW:36~46万円(1ヶ月あたり3,000円~3,833円)
60kW:40~50万円(1ヶ月あたり3,333円~4,166円)
※全て税抜価格。工事費、通信費、機器保証込み。10年契約です。また、産業用はシステム容量(kW)によって金額が変動します。

一見すると非常に高額ですが、こちらは全て10年間分の金額です。1年ごとのランニングコストは2~5万円ほど。晴れた日に50kWの太陽光発電システムが停止した場合、損害額は1日1万円になると言われています。収入の低下を防ぐために、エコめがねを導入する価値は十分にあります。

想定外のリスクに備えたいならメンテナンス会社選びが重要

太陽光の発電量が低下しても収入は想定内!? 日照時間・経年劣化と収入の関係の説明画像4

エコめがねを導入すれば、急激な発電量の低下や発電の停止を素早く把握できますが、それだけでは事態の解決になりません。異常が発生すれば、メンテナンス契約をした業者に相談する流れになります。

メンテナンスの「業者」は自由に選べますが、太陽光発電を所有する場合、メンテナンス契約自体は「必須」です。しかし、メンテナンス契約した業者の対応が遅ければ遅いほど、発電量が回復するまで時間がかかってしまい、その分の収入を逃してしまいます。

また、メンテナンス契約したプラン内容によっては、有事の際以外にも定期的に点検を行うため、想定外のトラブルを未然に防ぐことに繋がります。いざという時に備えたいなら、メンテナンス業者やプラン内容(定期点検が年一なのか、数年に一度なのかなど)を吟味してみましょう。
※参考までに、弊社が取り扱っているメンテナンスサービスのプランと価格

【エコめがねレンタルプラン】(50kW未満)

年間費用:¥142,000(税別)(1ヶ月あたり11,833円)

メニュー名 内容
定期点検(年1回) 【目視点検】
パネルやケーブル、パワーコンディショナーなど、発電に必須な機材の状態を目視で確認します
【電気点検】
専用の機材を使用して電気設備を確認します
エコめがねレンタル 遠隔監視システムエコめがねを契約期間中、設置します
緊急駆けつけ(年1回) 台風、落雷などの自然災害および、急な発電量低下などの現象が起きた際に、契約者様に代わって現場へ急行します
監視センター(365日) 電気工事士常駐の監視センターで365日見守ります。
アラート通知の確認だけではなく、日々の発電量を専門家がチェックすることで異常値を感知します。
サポートセンター(365日) 発電が急に止まったなどの緊急時は、こちらにご連絡ください

年1での定期点検に加え、先ほど紹介した遠隔監視システム「エコめがね」のレンタルがセットになったプランです。さらに、遠隔監視に関しては、電気工事士常駐の監視センターで365日発電所を見守ります。アラート通知だけの確認ではなく、日々の発電量を専門家がチェックし、急な発電量の低下などが起こった際は、専門業者が緊急駆け付けします。

メンテナンス内容について詳しくはこちら

※上記以外のメンテナンスメニューもあります。

遠隔監視やメンテナンスを導入するからこそ高い利回りの物件を!

太陽光発電

遠隔監視の導入や、点検内容が充実したメンテナンス会社と契約するとなると、気になるのは実質利回りです。いくら発電量を安定させることができても、最終的な収入が微々たる額では、投資として成功したとはいえません。太陽光発電の売電価格は20年間安定しますから、物件を選ぶ際は好条件・稼げる物件を選びましょう。

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