風力発電の初期費用・相場はいくらくらい?

風力発電投資の場合には、あまり情報が出回っていないので、いくらくらいの初期費用で、どのくらいの相場なのでしょうか?ここでは、陸上と海上の風力発電の初期費用の違い、小型の土地付き分譲風力発電投資の初期費用について解説します。

1.風力発電の初期費用

1.1 陸上の風力発電と海上の風力発電の初期費用

陸上の風力発電の近年の初期費用は、世界的なレベルとしては、平均して1kWあたり約11万円~26万円になっています。エリアごとに見てみると、1kWあたりの初期費用はヨーロッパの場合は約17万円、北アメリカの場合は約16万円であり、一方、日本の場合は20万円~35万円と高いレベルにあります。また、1kWあたりの初期費用は、中国の場合は約11万円と割合低くなっています。

初期費用は、量産することによって1980年代から非常に下がりましたが、2004年から上がり始めました。この要因は、主として、ギアボックスやタービン、プロペラ、ベアリングなどの供給が少なくなったこと、あるいは鋼材の値段が高くなったことが挙げられます。

しかし、また初期費用が2009年からは下がり始めました。この要因は、鋼材の供給がされるようになって値段が下がったこと、風力発電のメーカー同士が激しく競争するようになったことなどが挙げられます。

陸上・洋上・小型風力発電の初期費用の相場は?の説明画像1

一方、洋上の初期費用は、世界的には1kWあたり平均的に約36万円~56万円であり、陸上の風力発電の約2倍~3倍のレベルになっています。一般的に、洋上の初期費用は、約半分を係留の費用や基礎工事の費用が占めており、これらの費用は水深や陸からの距離によって違ってきます。

初めの頃の洋上の風力発電は、割合浅いところに作られていましたが、2010年からは20mをオーバーする水深に作られているので、初期費用がアップする傾向があります。なお、初期費用とは、風力発電を作るための費用、系統連系、施工などの作るための諸費用のトータルを言います。

1.2 風力発電の初期費用の具体的なケース

100kW以上の風力発電で、地元で吹いている風を使って発電して、売電や町おこしをしているケースについてご紹介しましょう。この風力発電は、山形県立川町にあるもので、1993年から3基の100kWの定格出力のもの、1996年から2基の400kWの定格出力のもの、1999年から4基の600kWの定格出力のもののトータル9基があります。

初期費用は、3基の100kWの定格出力のものが1.8億円、2基の400kWの定格出力のものが2.5億円、4基の600kWの定格出力のものが7.0億円で、トータル11.3億円かかっています。

1kWあたりの初期費用としては、3基の100kWの定格出力の場合が60万円、2基の400kWの定格出力の場合が約30万円余り、4基の600kWの定格出力の場合が30万円弱となります。やはり、定格出力が大きなものほど、1kWあたりの費用が少なくなります。このため、風力発電投資の場合は、大型のものの方が投資効率がいいことになります。

しかし、大型の場合は、初期費用が大きくなり、もし故障・事故が起きた場合のリスクが大きくなるため、慎重に見極めることが必要でしょう。なお、このケースの場合の優遇税制としては、国税のエネルギー需給構造改革投資促進税制と地方税のローカルエネルギー税制が適用になります。

陸上・洋上・小型風力発電の初期費用の相場は?の説明画像2

1.3 小型の土地付き分譲風力発電投資の初期費用

小型の土地付き分譲風力発電投資とは、風力発電を広い土地に作って土地と風力発電をセットで売るものです。小型風力発電投資の初期費用の相場は、土地や、風力発電のメーカーによって違ってきますが、一般的に2,000万円~3,500万円になります。

なお、小型の19.8kWの風力発電の場合は、約3,500万円のものがあるそうです。また、土地を買った場合は固定資産税がかかり、さらに保険に入る場合には保険料がかかります。小型の土地付き分譲風力発電投資の初期費用を把握したい場合には、業者に一度相談する方がいいでしょう。

2.まとめ

風力発電投資の場合には、いくらくらいの初期費用になるか把握しておきましょう。風力発電の初期費用は、陸上の風力発電と海上の風力発電で変わってきます。それぞれの具体的なケースや小型の土地付き分譲風力発電投資の初期費用などを参考にしながら見極めましょう。

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