投資家注目の小型風力発電にかかる費用まとめの説明画像その1

採算性がかなり低下している太陽光発電ですが、これに代わって急速に注目されだしているのが小型風力発電への投資になります。

しかし、小型風力発電と簡単に言っても色んな出力を持つものが存在し、それぞれ本体価格や導入にかかる施工費用なども異なります。つまり、誰が見ても小型のものから、大型まではいかなくても一見すると小型に見えない小型風力発電機器もたくさん存在しているのです。

小型風力発電機器というと発電容量が20kWまでのものを指し、それを超えると国の売電事業の売電単価が著しく低くなるので投資は、この20kWを超えないもので進めなければなりません。今回は、導入のための価格費用を販売されている発電容量ごとに見ていきます。

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1.小型風力発電機器でも20kW程度のものの施工費用や本体価格

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まずは、多くの小規模風力発電メーカーが投資を最も推奨する、発電容量が20kWのタイプとなります。これは国の売電事業にて、20kWまでが売電単価55円という有利な価格で販売できるからです。

現時点では、多くの投資家からも発電容量が20kWへの投資が最も収益性が高いと認識されていますが、その初期における導入費用それに含まれる本体価格などは、オープン価格として設定されていることも少なくありません。

しかし、ここでは多くのメーカーが採用する大まかな価格をチェックしていきましょう。

メーカーによる本体販売価格は2,000万円前後のものが多い

なるほど

現在における各メーカーの20kW級における小型風力発電機器の本体価格を見てみると、2,000万円前後で販売される傾向が非常に強いと言えるでしょう。もちろん、この価格は税抜きになりますので、現段階ではまだまだ簡単に手が出しにくい傾向となっています。

ただ、今のところ本体価格が高止まりなので、参入する方がまだまだ少ない現状があります。しかし、業者が増えることで自然に機器の本体価格が2,000万円を大きく割るようになるのは、時間の問題となります。

もちろん、現在でも本体価格が1,000万円台のものは存在していますが、機器の性能も良くないことが大いに考えられます。初期投資で最も重要なことは、トラブルの少ない発電効率の高い機器を確実に手に入れることにあるでしょう。

実際に中国製に代表される海外からのものに安易に飛びついてしまい、収益どころではなくなるケースもあるのです。全体の傾向として、価格の低下が始まったときであれば安心です。

別途確保した土地への施工費用が最高で1,000万円掛かる

土地

小型風力発電の投資は、設備を設置する土地への設置にかかる施工になりますが、通常は700万円から1,000万円の費用を業者に支払うことが現在における相場になります。この工賃は、下げることが非常に難しい固定費だと認識してもかまいません。

よって、先ほどの2,000万円の本体価格と合わせれば、設備にかかる費用は2,700万円から3,000万円程度の資金確保が必要となります。そして、これにそれぞれの土地の費用を加えることで、最終的な投資費用が計算されます。

しかし、20kWレベルになると一定の高さを持つタイプになり、発電時の騒音の問題を考えると自宅などの敷地内で進めるのは、非現実的であることも考えられます。この場合は、離れた場所の土地を活用することになりますが、土地の購入はやめておくべきです。

土地の購入になると小型風力発電機器導入以外にも固定資産税の負担が発生してきますので、賃貸契約にして設備施工を進めるのが最も賢いやり方になります。

2.小型風力発電機器で1500W程度の発電容量を持つ機器の場合

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さて、小型風力発電について投資したいけど、数千万円も出せる人はそれほど多くないはずです。この場合には発電容量を少なくして、パワーの小さいタイプの風力発電機を購入するのも1つのやり方になるでしょう。

発電容量としては1500Wのものが非常に多くなり、一般的に10kWを超えるようなタイプと比べると桁違いに安くなることも多くなるのです。ここでは、1500W容量の小型風力発電機器に関して本体価格や導入費用事情を検証します。

本体価格は50万円ほどするものもあるがかなり安いものも

1500Wタイプになると、国内メーカーでも非常に取扱件数が多くなりますが、日本製だけでなく海外製のものも取り扱っているメーカーがかなり存在することが大きな特徴です。

日本製のものになると本体価格が50万円を超えるものもありますが、現在台湾企業にてOEM生産させている場合もあって、価格が最大で50%ほど落ちるケースも存在しています。

また、この1500Wタイプは組み立てや取り付けも業者によるサポートを必要としない場合がほとんどで、DIYの感覚で気軽に始められる大きなメリットを持ちます。

それゆえに、比較的大きな小型機器の多い20kWタイプのように専用の土地も要らず、維持費そのものについても発生しにくくなるでしょう。もちろん、自宅の庭や屋上などにも設置することはできますが、固定に使うポールなどは別売りになので、この点は随時費用が必要となる訳です。

さらに、このタイプでも超音波のような特有な騒音の苦情は少なからずあり、導入費用と同時に設置場所にもこだわらなければなりません。

3.小型風力発電機器で1000W以下の発電容量を持つ機器の場合

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しかし、小型風力発電機器で本体価格が50万円なんてまだまだ高い!そんな人もかなりおられるはずです。この場合は、発電容量が1000W以下のものと購入することで、まだまだ導入費用を抑えることができます。

ここでは、その中でも最もメジャーな600Wタイプと400Wタイプを見ていきましょう。

小型風力発電機器でも600Wの発電容量タイプ

最初に600Wタイプのご紹介ですが、結論から言いますと本体価格に関しては、そのほとんどで20万円を切ることになります。同じメーカーのものになると、1500Wタイプのものと比較すれば一回り小さくなるでしょう。それでも、全長1mを切るぐらいのものが多くなるので、決してサイズが小さすぎるということはないのです。

また、非常に安価な小型風力発電機器になると15万円を切るタイプもあって、この程度の導入費用が最も多くのユーザーに受け入れられていると言えるでしょう。

ただ、このタイプになると重量が10㎏を超えるくらいの程度のものが多くなるので、あまりにも強い風が瞬間的に拭いてしまうと発電機器自体の破損リスクが大きく高まります。そのため、設置場所によっては別費用にて補強などの対策を取らなければなりません。

補強には土台を含めて数万円するケースもあって、600Wタイプになるとこの補強分を最初から想定した見積もりで進めることが大変重要となってくるのです。

小型風力発電機器でも400Wの発電容量タイプ

小型風力発電機器に関してさらに導入費用を節減したいのであれば、もう1つランクを落とすこともできます。それが発電容量400Wタイプになり、いよいよ本体価格が10万円を切るタイプもかなり多くなってきます。

その本体重量も10㎏以下のものになり、本体全長も80センチを切るものが多くなるなど、比較的安定性に優れた機器が多いのも400Wタイプの特徴となります。

ただ、このタイプはコンパクトである反面、騒音対策をほとんど考慮していない機器も存在していることも事実です。多くの方が24時間発電を考慮している訳ですから、夜間の発電は自身が気にならなくても近隣住民のストレスになることも大いに考えられます。

そのため、自宅で発電をしようと思っている方にとっては、導入前に一度実際に動いている様子を自分の目で確認する必要があるのです。

機種によっては、数万円台の非常に安いものを探すこともできますが、単なる安物買いにならないように注意してください。

4.小型風力発電導入で費用価格のみに注目しないほうが良い理由

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これまで、小型風力発電について発電容量ごとに導入費用の違いをご紹介してきましたが、実情を見れば、極端に本体価格に注目しないほうが安全な運営が進めやすくなります。

通常において1000W以下の発電容量であっても、1週間程度の電力は確保できることはできることが一般的です。しかし、肝心なのはそれを安全に進められることですが、ここでは導入費用の低いものだけにこだわるべきでない理由を見ていきましょう。

小型風力発電機器は中国製などの質の安定しないものも多い

小型風力発電機

小型風力発電でも、導入費用の安いもので注意すべきなのは海外製のものになります。一般的に日本品質を保ちながらコストを安く製造するべきなのですが、日本人が直接作っていない以上は、それが100%達成されることは永遠にありえないのです。

そのため、海外製でもどの国で作られたかは非常に重要になり、海外製の中でも比較的良いものを選ぶしかコントロールできる手段は存在しないと言えるでしょう。
格安の本体価格を持つものの中には著しく発電効率が悪いものも多く、表示基準よりも著しく性能が低いものも確実に存在しています。海外製でもっとも日本人ユーザーに受け入れられているのは台湾製ですが、現段階では品質は決して悪くはありません

ただ、台湾製でもそのほとんどのパーツを中国から調達しているケースや、製造を中国で進めているのに台湾製だとするケースもあります。この場合は価格が不合理に低いこともあり、質が安定しない可能性も高いので購入は控えてください。

メンテナンス費用等が含まれているかなどを徹底的にチェック

メンテナンス

また、小型風力発電の導入にて費用重視のユーザーがあまり重視しない傾向として、メンテナンスなどの定期的な品質管理になります。日本人は、とかく日本で売られているものは壊れにくいという思い込みが強く、正しい方法で使用して維持管理していくという概念がまだまだ欠けていることも少なくありません。

しかし、現実には多くの小型風力発電機器は不具合が出やすいことでも知られ、長期的に投資効果や採算性を維持されているユーザーのほとんどは、維持管理を行っていないと言えます。

そのため、導入費用にメンテナンス費用が含まれているのが理想的ですが、1000Wを切る発電容量の製品になると、この点はほとんど望めないでしょう。これにより、風力発電機器について安いものほど早く壊れやすいのは、決して間違いではないのです。

よって、導入費用の見積もり時には、メンテナス費用を徹底考慮することを忘れないでください。

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