小型風力発電の保険を考えているあなたへの説明画像その1

太陽光発電とは異なって、これから投資の収益性が伸びていくと見られている小型風力発電。しかし、太陽光発電と比較しても初期の設備投資は相対的に高くなる傾向があり、風という目に見えないエネルギーを使っての発電となりますので、発電機器へのダメージも計り知れないこともある訳です。

そのため、突然の故障や不具合の発生などによって発電がスムーズにいかないことも多く、これでは、せっかく巨額をかけて設備投資をしたのにもったいない話と言えます。しかし、投資をする立場であれば、少しでも将来的に起こるリスクをコントロールしたいと考えることでしょう。

実は風力発電に関する保険も用意されており、今回はその種類や内容などを徹底解説していきます。

1.小型風力発電の保険の種類と内容~保険加入時の問題点

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風力発電に関する保険の種類の少なさからいえば、今の日本ではまだ黎明期であると言わざるを得ません。

それでも、満を持して風力発電に投資を進めるからには、たとえ小型のものであってもリスク分散のために選択肢が少ないながらも、必ず保険に加入することが必要となるのです。

しかしながら、現在の保険の状況を見ると、加入する段階で大変問題に感じてしまうポイントがいくつか存在しています。ここでは、現在の保険の持つ問題点を分析していきます。

風力発電運営時でも小型の保険サービスがまだまだ少ない

まず、風力発電の保険全般を見た場合、小型風力発電を請け負ってくれる保険会社は、まだまだ少ないと言えるでしょう。

現在の保険会社の多くが、大型の風力発電機器の設置時に対しての損害補償を目的としていることも多く、大型であっても運用時における様々な損害の補償は受付けないところがほとんどです。

これを考慮すれば、小型の運用時における補償を受け付ける保険会社はわずかな数にとどまり、小型風力発電に安心して投資できる環境はできていないとも言えるでしょう。日本でこれほど保険会社の数が多いのに、小型風力発電に関する保険そのものが少ないのは、保険会社自体も風力発電のリスク把握が十分に進められていないことに相違ありません。

ただ、これには小型風力発電も企業によって確実に品質保証がなされているものもあれば、価格が安くても品質維持の見通しが立たないものまであって機器の品質に統一感がないことも大きな要因となります。

風力発電の保険制度の歴史が短いので保険料変動が不安

また、保険の上述の保険サービスの少なさにも関連してきますが、風力発電に関わる保険の制度そのものの歴史がまだ短いこともあって、現在設定している保険料が著しく変動するリスクが存在することも否めません。

現在、保険制度の長い歴史を持つ自動車であっても、保険料の設定はいまだに難しいと言われていますので、風力発電のようなビジネスモデル実践者の大変少ないタイプになると、毎月の保険料が突然変動するリスクもあります。

風力発電の場合は小型や大型を問わず、その運用にて自然現象との共存を求められることから、保険会社にとっては通念において一定のリスクを考慮した保険料を設定することは、なおさら困難になっていくでしょう。

ただ、最近は複数の保険会社が風力発電のリスクについて傾向をつかみ始めていますので、近い将来は保険商品において急激な保険料変動のリスクは大幅に低下していくことになるのです。

将来的に風力発電の保険が継続するのかという不透明感

しかし、風力発電についてはもう1つ大きな不安要素があって、一般的に高価での買取り期間20年の投資を終えても、ビジネスモデルとしてあり続けられるかという疑問です。

自動車のような時代を超えても、ビジネスモデルとしてずっと存在し続ければ問題はありませんが、一時的な流行に終わればそのリスク管理を図る保険商品も継続するとは、限らないでしょう。

ユーザーにとって良い保険商品が残っていくことは、逆に言うと保険会社にとってもある程度のユーザーのボリュームが必要になるために、大変難しいポイントになるのです。このため、風力発電は売電にて収益を上げる側もそれを保険する側にとっても、ビジネスモデルに対する不透明感が現在深く存在しています。

現に太陽光発電の場合は売電による収益性もかなり低下していますので、風力発電も例外ではなく将来的に新たな収益モデルが出るかどうかによって、保険の将来が大きく左右されてくることでしょう。

2.小型風力発電の保険の種類と内容~風力発電保険のタイプ

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日本に存在する数ある保険商品。ここでは、風力発電事業についての保険商品をチェックしていきます。
風力発電はあらゆる場面にてリスクが存在し、それは発電をしている段階以外にも設置をする段階にも事故リスクが存在するのです。ここでは、2つのパターンに対して具体的に解説していきましょう。

風力発電機器の設置取り付け中における事故補償

まず、最初に風力発電機器の設置もしくは取り付け中において発生する事故に対してなされる補償になり、一般的に風力発電機器は規模が大きくなればなるほど設置におけるリスクは増幅する傾向にあります。

大規模なものはパーツも大きければ重量もありますので、実際に取り付け作業中での事故はかなり多く存在するのです。また、比較的山奥に設置されることも多いので、非常に険しい道を通る必要があるなどパーツの陸送を進める時点でも、大きなリスクが存在することになります。

しかし、その反面で小規模の風力発電の設置に関連する事故を対象とした保険商品は極めて少なく、保険会社によっては小型風力発電機器に対しては、保険を請け負わないと明確に規定している場合もあるのです。

それでも、小型の風力発電でも10m以上の高さを持つわけですし、工事向けの保険商品がもっと増えなければ新規参入予定者も大きく足踏みする恐れもあります。

発電運用中における様々な事故に対する補償

次に風力発電事業でメジャーな保険タイプといえば、発電開始後の機器トラブルや破損に対する補償となります。導入資金の巨額な大規模な風力発電機器よりも、むしろ小型発電機器に必要な保険契約と言えるでしょう。
小型風力発電になると民家に近い場所や平地でも比較的多く設置していますので、機器のトラブルだけでは済まないことも多くて、周辺への物理的被害を及ぼすことも十分に考えられます。

また、超音波的な騒音を出すことも多い風力発電は、設置場所の周辺住民に潜在的な被害をきたす恐れもあり、それを機器の故障と一緒に包括的に補償することを想定している保険商品も存在しているのです。

よって、小型風力発電機器にとっては決して欠かせない保険タイプになりますが、現状で小型向けに充実した運用後の事故保険を提供しているのは1社のみになり、小型風力発電機でも家庭用向けの保険になると皆無となります。

3.小型風力発電の保険の種類と内容~各民間保険会社編

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まず、最初に日本に存在する各民間保険会社による小型のものを含んだ風力発電に関する保険を見ていきます。
現在、大手の保険会社を中心に保険商品が販売され始めていますが、保険会社の方も風力発電における保険運営には未知の部分が多いと言わざるを得ません。そのため、現状では数えるほどの民間保険会社しか請負がないと言えるでしょう。

ここでは、風力発電に関して保険商品を出している4つの民間会社について種類と内容を見ていきましょう。

三井住友海上火災

トップにご紹介するのは三井住友海上がお届けするのは、小形風力発電総合補償プランと呼ばれる小型風力発電のリスクに特化した保険商品です。
この保険は、3つの骨子によって構成されています。

1つ目は、災害や事故になどによって風力発電機器がダメージを受けたことによる原状回復のための補償。
2つ目は、上述の事故などによる発電機器の損傷によって生じた金銭的な損失に対する補償。
3つ目は、風力発電機器を運用することで、設置場所近隣の住民などに物理的及び健康的な被害などを与えてしまった場合の補償。

現在のところ、小型風力発電向けの保険に関しては、この三井住友海上のタイプが補償内容として最もバランスが良いとされています。

大型の風力発電に関しては、企業側と保険会社で別途独自の保険を組むことも多いのですが、小型風力発電に特化した保険は大変画期的で小型への投資人口が増えていくことで将来的に他の保険会社の商品も充実してくると見られています。

損保ジャパン日本興亜

次にご紹介するのは、同じく日本の大手保険会社 損保ジャパン日本興亜が販売する風力発電向けの保険になります。

損保ジャパン日本興亜は、大型と小型を含めた包括的な風力発電保険を提供していますが、彼らが提供する保険商品は大きく分けて2種類存在しています。

1つ目は、風力発電機器全般に対する火災などの事故と発生後にその防止に掛かる費用の補償
2つ目は、洋上の風力発電機器に掛かる損害に対する補償

これを見れば分かるように、損保ジャパン日本興亜はどちらかと言うと規模の大きいボリュームの多い風力発電投資向けの保険を提供していると言えるでしょう。

1つ目の補償内容のメインは火災となっていますが、自然災害などで回転翼などの落下などを来した場合も補償がなされます。また、損害の原状回復以外にも損害が生じた後の原因追及などで生じる調査費や点検費に関しても補償され、複数の風力発電機器でも損害がなかった部分も安全対策を施せるのです。
2つ目は、陸地よりも事故リスクの多い洋上の大型風力発電機器に特化した保険で、洋上に建設中における事故による損害はもちろん、発電中における事故にも対応できる良質な保険になります。

チューリッヒ

さて、次の保険会社はチューリッヒになります。彼らが提供しているのは、いわゆる技術保険と呼ばれる大規模工事プロジェクトにおける補償を請負うプランです。

そしてこの中に、再生可能エネルギー発電設備工事向け保険商品と呼ばれるものがあり、さらにその中に風力発電事業に関するプロジェクトも含まれています。しかし、彼らの保証は発電容量が5000kW以上と巨大な風力発電施設の工事しか請け負いません。

東京海上日動火災保険株式会社

こちらの保険会社は、風力発電設置者が企業総合保険(自然災害対応用の火災保険)に加入することで小型風力発電の自然災害リスクをヘッジすることができます。

小型風力発電機向けの保険商品は日々増えており、小型風力発電を販売する販売企業は保険をセットしていることが一般的です。購入前は必ず保険の加入を確認しましょう。

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