太陽光発電の遠隔監視システム 4社の機能・料金を比較

今や太陽光発電と遠隔監視装置は切っても切れない関係だ。とはいえ、耳慣れない言葉と感じる人もまだ多いだろう。そこで、4社の遠隔監視システムについて、特徴や比較をしていくことにした。

最終的に自分にあった遠隔監視装置を選べるように紹介していきたい。

遠隔監視システムは太陽光発電の長期運用に欠かせない

太陽光発電の遠隔監視装置とは、太陽光発電による発電量を、常時チェックするシステムだ。パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末で、何時でもどこでも確認できる。

遠隔監視装置は常に発電量のデータを取っているため、太陽光発電の発電量を左右するような異常があれば、すぐに気付くことができる。異常が発見された場合は、メールやWEBを使って通知される。この通知が発電事業者本人だけではなく、施工店やメンテナンス会社と共有されるようにサービスを契約しておけば、迅速な対応を取ることも可能だ。

太陽光発電は長期運用ゆえのトラブルがつきものである。発生したトラブルに気付かず、本来の発電量が得られない状態を放置することは、最も避けたい状況だ。売電機会を逸失し、収入のロスをなくすためは、トラブルを早期に発見して対処する必要がある。

そのため、太陽光発電の状態を常に見張っている遠隔監視装置は、もはや長期運用には欠かせないシステムとなったのだ。ただし、遠隔監視装置を設置する初期費用とサービス利用費のほか、通信費や電気代などのランニングコストがかかる点には注意が必要である。

遠隔監視装置4社の比較!特徴・料金・異常発生時の対応法は?

遠隔監視装置をあつかっているメーカーは数多くあるが、ここではその中でも代表的な4社に絞って比較していきたい。各メーカーごとの遠隔監視装置の特徴や監視の単位、サービス内容や利用料などを紹介していこう。

ひだまりeyes

対応容量は低圧50kW未満となっている。遠隔監視装置の本体価格は198,000円(税別)で、年間使用料は(低圧一区画)36,000円(税別)。

特徴は、遠隔監視装置が監視できるパワーコンディショナーの台数が多いことと、管理システム画面がシンプルで見やすく、一度のログインで複数の発電所を一括管理できることがあげられる。

監視する方法はRS485通信方式で、パワコンに直結してさまざまな情報が取得できるため、誤差が少ないなど精度が高い方法だ。監視の単位は、パワコン単位で、遠隔監視装置の消費電力は最大1000mAだ。

万が一発電所で不具合が発生した時は、アラートメールの送信にて知らせてくれる。アラートメール送信のタイミングは、異常発見後の午後1時となっている。

エコめがね

対応容量は50kW未満。遠隔監視装置本体価格はオープン価格で、販売会社が販売を請け負っていることから、販売店によって料金が異なる。

遠隔監視装置にいろいろな型があり、例として、発電所のパワコンがオムロン製なら、遠隔監視装置本体と10年間の使用料、通信料がセットで、30万円(税別)。RS485通信方式となっており、パワコンに接続されていて、精度も高く安心だ。

価格は販売店によってはこれよりも高い可能性もあるため、導入前に複数の販売店で料金を比較することをおすすめする。

特徴は、スマホなどの端末からいつでも発電量、売電金額を確認できることだ。メールで受け取ることもでき、ログインをすることなく確認ができる。発電量などの状況を毎月レポートしてくれる機能や、ほかのユーザーとの比較など分かりやすい情報も得られる。

監視する単位はストリング単位でおこなっており、異常の原因箇所の特定が素早くできるため、売電ロスを抑えることへの期待値が高い。発電停止やパワコン停止、通信停止、発電量低下といった異常発生時は、当日中にアラートメールで知らせてくれる。

みえるーぷ

低圧から高圧システムまで対応できる。遠隔監視装置の本体価格は24万8000円(税別)で、年間の利用料金は通信費込みの30,000円(税別)。

特徴は、小規模発電所からメガソーラーまで、同じ料金で利用できることだ。遠隔監視装置一台で監視できるパワコンの数が多いのも特徴である。スマホなどの端末から内容を確認したり、毎日22時頃に発電量を記した日報メールの受信もできる。

監視する単位は、RS485通信方式によるパワコン単位とストリング単位だ。本体の消費電力は約3Wとなる。

異常発生時は、アラートをメールとWebページの両方に送ってくれる。

コンテックソーラービューコンパクト

対応容量は50kW未満。遠隔監視装置の価格は公式ショップで270,000 円(税込)、お店によってはもう少し安く手に入ることもある。

特徴は、コンテック社のオリジナルの遠隔監視装置であることだ。故障を知らせるメールや定期報告メールなど機能が充実している。ただし、ソーラービューコンパクトが使えないパワーコンディショナーには対応していないので注意が必要だ。

監視する単位はRS-485通信方式によるパワコン単位。異常時には、登録しておいたアドレスにメールを送って知らせてくれる。Webでは、異常の履歴やパワコンのステータスなども閲覧できる。

太陽光発電の遠隔監視装置のユーザー評価を参考にしよう

遠隔監視装置をすでに導入しているユーザーは、対応容量や監視する単位、データ計測の頻度や正確さ、異常発生時の対応や利用料などを主に評価の基準としている。

いろいろな意見があるが、多くのユーザーが共通して感じていることは、次のようなことだ。

太陽光発電の遠隔監視装置に必要な機能は、発電量が正確に分かること

精度は重要な要素で、エコめがねは、実測値との誤差が1%以下という精度の高さが支持をあつめる。使い勝手や精度などの部分にも満足している人が多いようだ。

操作や管理画面がシンプルなものが良い

遠隔監視システムを設置した人は、まめにデータを確認する傾向にある。

当サイトが実施した遠隔監視システムのユーザーアンケートによれば、週に数回以上操作している人が多かった。発電所のトラブルが心配である以上に、収入が可視化されるようで見るのが楽しいといった声があがる。

複数の発電所に設置した遠隔監視システムのデータをスマホアプリでまとめて管理する人も多い。

太陽光発電の遠隔監視装置を選ぶ基準は?総合的な情報をもとに判断しよう

太陽光発電の遠隔監視装置を選ぶ際には、データを参照するのももちろん効果的ではあるが、すでに利用している人からの、各会社の口コミを総合的に見ることで、より良い判断が可能だ。

太陽光発電の遠隔監視装置は、多くの会社から販売されていて、あまりにも多い選択肢を前に、どれを選んでいいか迷うことになるだろう。その中でもNTTスマイルエナジーが提供する「エコめがね」が、遠隔監視装置としてポピュラーだ。操作に専門的な知識を必要としない簡単さを兼ね備えている。

エコめがね等遠隔監視システムと連携! 年間10万円〜太陽光発電メンテナンスプラン

最後に、遠隔監視システムを選ぶ上での重要事項をまとめよう。

  • まめに見たくなる簡単な管理画面
  • メンテナンス会社との情報共有サービス
  • 高精度データ収集

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