太陽光発電の遠隔監視システム 4社の機能・料金を比較
<重要なお知らせ>2024年4月以降に低圧発電所のパワコン交換される方へ

4月以降は電圧フリッカー対策機能付パワコンしか電力会社が接続を認めません。

オムロン・安川電機・ファーウェイなどは対応確認済みです。

ダイヤゼブラ(田淵電機)は2024年8月頃対応予定

※交換時は必ずプロのパワコン交換専門販売店に確認するようにお願いします。

今や太陽光発電と遠隔監視装置は切っても切れない関係です。とはいえ、耳慣れない言葉と感じる人もまだ多いことでしょう。そこで、4社の遠隔監視システムについて、特徴の解説や比較をしました。

最終的に自分にあった遠隔監視システムを選べるように紹介していきます。

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遠隔監視システムは太陽光発電の長期運用に欠かせない

太陽光発電の遠隔監視装置とは、太陽光発電による発電量を、常時チェックするシステムです。パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末で、いつでもどこでも確認できます。

遠隔監視装置は常に発電量のデータを取っているため、太陽光発電の発電量を左右するような異常があれば、すぐに気付くことができるのです。異常が発見された場合は、メールやWEBを使って通知されます。

この通知が発電事業者本人だけではなく、施工店やメンテナンス会社と共有されるようにサービスを契約しておけば、迅速な対応を取ることも可能です。

近年では、出力制御(オンライン・オフライン)が当たり前となっていることから、出力制御対応のパワコンだけでなく、出力制御に対応した通信が必要となっておりますので、ほぼすべての遠隔監視システムは出力制御対応となっております。出力制御対応ではない、古いパワコンや遠隔監視システムの場合は、オフラインで出力制御される為に、想定以上(オンライン制御での出力制御)の売電収入が減少します。

太陽光発電は長期運用ゆえのトラブルがつきものです。発生したトラブルに気付かず、本来の発電量が得られない状態を放置することは、最も避けたい状況です。出力制御対応の機器を設置する事で売電機会を逸失し、収入のロスをなくすためには、出力制御だけでなく、トラブルを早期に発見して対処する必要があります。

そのため、太陽光発電の状態を常に見張っている遠隔監視装置は、もはや長期運用には欠かせないシステムとなりました。ただし、遠隔監視装置を設置する初期費用とサービス利用費のほか、通信費や電気代などのランニングコストがかかる点には注意が必要でしょう。

遠隔監視装置の監視方法は2種類ある

太陽光発電システムの.遠隔監視装置には、2種類の監視方法があります。ここではCTセンサーという計測器やパワーコンディショナを使って監視する方法について説明していきます。

CTセンサーによる計測で監視する方法

「CTセンサー」で監視する方法では、パワーコンディショナから電力系統へ送電するための電線に取り付け、電流値や発電量を計測します。ここでいう「CT」は電流量を測定するための端子で、CTセンサーとは測定器のことです。

【メリット】

  • 価格が手ごろである
  • 機器の設置が比較的簡単にできる
  • センサーが対応できる容量の範囲内ならパワーコンディショナのメーカーを選ばない

【デメリット】

  • 取得できる情報は多くない
  • 1台のセンサーで複数台のパワーコンディショナを監視する場合は1台ごとのエラーの監視はできない
  • 異常時に原因の特定が困難になる場合もある

CTセンサーの代表的な装置には、エコめがねの「全量モバイルパック」があります。

パワーコンディショナとの通信で監視する方法

もうひとつは通信機能付きのパワーコンディショナと「RS-485」などの方式で通信し、さまざまな情報を得る方法です。

RS-485は通信規格の種類で、電子機器間のデータ通信を低遅延で行うことができます。リアルタイム制御に向いているため、産業機器での利用が多いのが特徴です。パワーコンディショナとの通信で監視する方法について、メリットやデメリットを押さえておきましょう。

【メリット】

  • 回路(ストリング)ごとの発電量など多くの情報が得られる
  • 万が一発電が停止した際は原因の把握や予測も可能になる
  • パワーコンディショナの稼働や故障の状況も監視できる
  • 現状の発電状況だけでなく今後も問題なく発電していけそうか知る手掛かりにもなる

【デメリット】

  • CTセンサーで計測する方法よりも導入費用が高い

パワーコンディショナとの通信で監視する方法の代表的なものには、「みえるーぷ」があります。

遠隔監視システム4社を比較!特徴・料金・異常発生時の対応法は?

遠隔監視システム価格比較

遠隔監視装置をあつかっているメーカーは数多くありますが、ここではその中でも代表的な4社に絞って比較していきます。各メーカーの遠隔監視装置の特徴や監視の単位、サービス内容や利用料などを紹介しましょう。

項目ラプラスシステム 
L・eye
エコめがねみえるーぷTAOKE社 
Smart PV
対応容量低圧~高圧低圧低圧~高圧低圧~高圧
装置本体価格オープン価格
(税別)
オープン価格オープン価格
出力制御対応ありありありあり

※以前は機器価格が表示がされているメーカー様も存在しましたが、2022年現在は各メーカーページに価格が表記されておりません。

エコめがね

この段落では遠隔監視サービス「エコめがね」の概要や料金、特徴、異常発生時の対応法について説明していきます。

「エコめがね」とは?

「エコめがね」はNTTスマイルエナジーが提供する遠隔監視サービスで、対応容量は50kW未満です。複数の機種があり、パワーコンディショナ接続タイプとCTセンサーによる計測のタイプの両方があります。

対応機種は限られますが、遠隔監視機能以外にも対応するパワーコンディショナの出力制御ユニットとして機能するタイプもあります。

エコめがねの料金

エコめがねの価格はオープン価格です。販売会社が販売を請け負っているので、販売店によって料金が異なります。導入前には複数の販売店で料金を比較しましょう。タイナビ発電所を運営するグッドフェローズはエコめがねの販売台数が6年連続で日本1位となっておりますので、ご希望の方は直販サイトよりお問い合わせください。

エコめがねには、機器の購入代金と10年間のサービス利用料、機器保証料金、10年間の3G/4G通信回線料金が含まれた「10年プラン」というものがあります。たとえば、発電所のパワコンがオムロン製なら30万円程度です。

10年プランとは別に、利用料金を月々支払う「レンタルプラン」を選ぶこともできます。最短利用期間は12カ月で、機器レンタル代金、エコめがねサービス利用料、3G/4G回線料金が含まれて、初期費用無料で導入可能です。

エコめがねの特徴

エコめがねは販売会社とのデータ共有も可能なので、発電状況を見守ってもらうこともできます。スマートフォンなどの端末からいつでも発電量や売電金額を確認でき、メール受取を設定すれば、ログインする必要もありません。

発電量などの状況を毎月レポートしてくれる機能では、ほかのユーザーとの比較もできるため、その数値を参考に改善点を考えることができます。発電量の低下があった月はメールで知らせてくれるので、低下の原因を探すきっかけになり、異常の発見に役立つでしょう。

発電停止やパワコン停止、通信停止、発電量低下といった異常発生時は、当日中にアラートメールが届きます。

エコめがねが故障した場合

基本的には投資用太陽光発電の場合は全量モバイル(10年間)を利用されている方が大半かと思います。その保証期間内であれば、無償で修理対応もしくは、同等の性能を持つ機種へ交換となります。まずは、故障した場合はその製品をメーカー側に送り、故障の原因調査をお勧めします。

仮に、故障原因がメーカー側の瑕疵ではない場合は、修理費用・代替製品費用・運送料などが別途かかります。※故障の原因は問わず、取り外し、再設置工事費用は別途施主様の負担となります。

https://www.tainavi-pp.com/investment/solar/286/

みえるーぷ

ここでは、「みえるーぷ」の概要について説明していきます。必要な料金の目安や特徴、異常発生時の対応法について詳しく紹介しますので参考にしてください。

「みえるーぷ」とは?

「みえるーぷ」は、電力小売事業(Looopでんき)や太陽光発電所システムの販売などを行う株式会社Looopの遠隔監視装置です。

Looopは全国2500ヶ所以上の太陽光発電所の設置に携わってきました。低圧から高圧システムまで対応可能で、パワーコンディショナと直結してRS-485で通信するタイプです。みえるーぷの消費電力は5.0VA(5.0W)です。

基本的にはパワーコンディショナごとの監視となりますが、一部の機種ではストリング監視も可能になります。

「ストリング」とは太陽光パネルを直列でつないだブロックのことです。モジュール単体で監視するよりも緻密性は劣るものの、コストを削減できるというメリットがあります。

みえるーぷの料金

低圧から高圧システムまで対応できる遠隔監視装置、「みえるーぷ」の本体価格はオープン価格となっています。

一例を紹介しますと、楽天の公式ショップでの販売価格は24万8000円(税別)。年間の利用料金は、通信費込みの3万円(税別)です。

一般的に導入費用が高いといわれている、パワーコンディショナと通信するタイプでありながら低コストといえるでしょう。

みえるーぷの特徴

小規模発電所からメガソーラーまで同じ料金で利用できます。遠隔監視装置1台で監視できるパワコンの数が多く、一部の機種をのぞき30台までの監視を保証しているのも特徴です。

パソコン、タブレット、スマートフォンなどの端末から情報のチェックができ、毎日22時頃に発電量を記した日報メールが送られてきます。異常に気が付きやすい体制のため、売電ロスを最小限に抑えることができるでしょう。

パワーコンディショナの機種が2種類混在の場合でも、オプションを使うことで遠隔装置1台で対応可能です。気象センサーとの連携や監視カメラのオプションもあり、異常発生時はアラートをメールとWebページの両方に送ってくれます。トラブル時の駆けつけサービスは、同社が提供する「まもるーぷ」で対応していてセット販売もあります。

ラプラス社の監視システムといえば?

「L・eye(エルアイ)」とは?

「L・eye(エルアイ)」は、太陽光発電のシミュレーションソフトの開発メーカーとしても有名なラプラスシステム社の製品です。対応容量は低圧50kW~高圧でも対応しております。特に高圧の太陽光発電所で使用されている遠隔監視機器として業界シェアNO.1です。遠隔監視装置の本体価格はオープン価格ですが、月額プランもあります。パワコン単位で発電量を監視できます。

「L・eye(エルアイ)」の特徴は?

特徴は、低圧~高圧まで対応だけでなく、管理システム画面が複雑でプロのメンテナンス会社もパワコン単位で細かく監視する事ができ、一度のログインで複数の発電所を一括管理できることがあげられます。

出力制御スケジュールや履歴も管理画面上で確認でき、複数の発電所を保有している場合には出力比率診断を活用する事で、出力制御を考慮した適正な発電量を決定し、正常に発電しているかを診断することもできます。経年分析や発電停止診断 など細かい投資家にとっては分析したい機能も付いております。

https://www.tainavi-pp.com/investment/solar/83/

ソーラービューコンパクト

遠隔監視装置の価格はオープン価格です。公式ショップでは16万5000 円(税込)で販売されています。

コンテック社オリジナルの遠隔監視装置で、故障を知らせるメールや定期報告メールなど、機能が充実しています。ソーラービューコンパクトが使えないパワーコンディショナには対応していませんが、それでも20社100種類以上のパワーコンディショナには対応しています。

監視する単位はRS-485通信方式によるパワコン単位で、異常時には登録しておいたアドレスにメールを送り知らせてくれます。Webでは、異常の履歴やパワコンのステータスなども閲覧できるので便利です。

コンテック社は30年以上にわたって産業用コンピュータを製造してきた会社で、制御機器やネットワーク機器も展開しています。画像出力インターフェースを搭載していて、大型表示器へのスライドショー表示ができるため、複数人で発電状況を確認したり、異常への対応を協議したりする際に活用できます。

TAOKE社のSmartPV(スマートPV)

TAOKE社は中国のメーカーですが、2017年に日本市場に参入してから4年で7倍の販売実績がある低価格の遠隔監視メーカになります。

商品名は、SmartPV(スマートPV)となり、設置・監視・管理しやすいというコンセプトで製品がつくられています。

複数の発電所を所有されている方に人気があり、異常の箇所の特定が容易です。

他社との差別化としては、他の遠隔監視メーカーは遠隔監視装置が止まった場合はパワコンが止まりますが、TAOKE社の遠隔監視装置はパワコンメーカーの純正ユニットを利用しているので、仮に遠隔監視機器が止まってもパワコンが正常に動く点です。

また、低圧・高圧などの太陽光発電のサイズに関係なく、価格が同じである事も強みとなり、高圧発電所を保有するユーザーの利用が多いのでは?と想定します。

ソーラーモニター

エナジー・ソリューションズ社は太陽光発電システムの監視アルゴリズムに関する特許を取得するなど、技術力が高い会社として業界では有名です。

その遠隔監視技術はオムロン・ソーラーフロンティア・エネマン等のメーカーにもOEMという形で採用されております。

ソーラーモニターの特徴とは?

やはり一番の特徴は、その見やすいモニター画面です。画面がコンパクトで発電所の状況は一目でわかります。

また、日次・週次・月次・年次レポートがメールで送られてくる機能等、細かく管理したい方にもお勧めです。

また、ユーザーのニーズ答える為に商品のアップデート回数が多いのも評価ポイントとなります。

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特に人気のある物件は会員様限定のご案内です。

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太陽光発電の遠隔監視装置のユーザー評価を参考にしよう

遠隔監視装置をすでに導入しているユーザーは、対応容量や監視する単位、データ計測の頻度や正確さ、異常発生時の対応や利用料などを主に評価の基準としています。

いろいろな意見がありますが、多くのユーザーが共通して感じていることは、次のようなことです。

太陽光発電の遠隔監視装置に必要な機能は、発電量が正確に分かること

精度は重要な要素で、エコめがねは、実測値との誤差が1%以下という精度の高さが支持をあつめています。使い勝手や精度などの部分にも満足している人が多いようです。

操作や管理画面がシンプルなものが良い

遠隔監視システムを設置した人は、まめにデータを確認する傾向にあります。

当サイトが実施した遠隔監視システムのユーザーアンケートによりますと、週に数回以上操作している人が多くありました。発電所のトラブルが心配である以上に、収入が可視化されるようで見るのが楽しいといった声があがっています。

複数の発電所に設置した遠隔監視システムのデータをスマホアプリでまとめて管理する人も多くいます。

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太陽光発電の遠隔監視装置を選ぶ基準は?総合的な情報をもとに判断しよう

太陽光発電の遠隔監視装置を選ぶ際には、データを参照するのももちろん効果的ではありますが、すでに利用している人からの、各会社の口コミを総合的に見ることで、より良い判断が可能になります。

太陽光発電の遠隔監視装置は、多くの会社から販売されていて、あまりにも多い選択肢を前に、どれを選んでいいか迷うことになるでしょう。その中でもNTTスマイルエナジーが提供する「エコめがね」が、遠隔監視装置としてポピュラーです。操作に専門的な知識を必要としない簡単さを兼ね備えています。 また、細かく分析をしたい方はラプラスシステム社の「L・eye」もおすすめです!

最後に、遠隔監視システムを選ぶ上での重要事項をまとめておきましょう。

  • まめに見たくなる簡単な管理画面
  • メンテナンス会社との情報共有サービス
  • 高精度データ収集
  • 出力制御対応
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