太陽光発電,ケーブル盗難

近年、太陽光発電所における銅線ケーブルの盗難被害が相次ぎ、ニュースでも頻繁に取り上げられています。これにより、多くの太陽光発電事業者にとって、盗難対策は非常に重要な課題となっています。

さらに、近年では自然災害保険の補償対象から盗難が除外されるケースが増えており、被害に遭うと多額の損失を自己負担しなければならないという厳しい状況に直面しています。

実際に、タイナビ発電所を運営するグッドフェローズでも、2024年だけで2件の銅線ケーブル盗難が発生。復旧には約半年を要し、その間の売電収益を失う結果となりました。

では、こうした盗難のリスクを回避するためには、どのような対策を講じるべきなのでしょうか?

今回は銅線ケーブル盗難対策として、2023年頃から普及しているアルミケーブルの有効性について詳しく解説します。

近年、一部の事業者では、銅線ケーブルの代替として市場価値の低いアルミケーブルへの切り替えを検討しています。

しかし、盗難グループが夜間の犯行現場でケーブルの材質を判別できるのか? そもそも、「アルミケーブル使用」の看板を掲示しても、それが抑止力となるのか? こうした疑問が残ります。

「盗難被害に遭いたくない」「被害が発生しても安心できる方法を知りたい」という方は必見です!

すでに太陽光発電所を保有している事業者の方も、ぜひ参考にしてください。 最後に、もしも盗難に遭った場合でも損失を最小限に抑える最新の補償サービス「タイナビプロテクター災害補償サービス」についても詳しく紹介します。

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アルミケーブルのメリット

一般的には、銅線ケーブルと比較すると以下の3つのメリットが考えられます。

1:盗難リスクの低減

銅に比べて市場価値が低いため、盗難のターゲットになりにくい事から盗難されるリスクが軽減されると考えられます。

2:コスト削減

万が一、銅線ケーブルが盗難された場合にアルミケーブルに変更すると導入コストは安くなりますが、 アルミは銅に比べて導電率が約60%となるので、アルミの断面積を1.5倍にしなければならない為に、大幅に安くなるわけではありません。

3:軽量である

施工面・運搬面で銅に比べて重量が約30〜50%程度軽量ですので、施工負担は軽くなります。

アルミケーブルのデメリット

一般的には、銅線ケーブルと比較すると以下の3つのデメリットが考えられます。

1:電気抵抗が高く、電圧降下が大きい

メリットでも伝えましたが、銅と同じ電流を流すためには断面積を約1.6倍以上にする必要がある。

2:酸化しやすい

アルミは酸化しやすく、端子や接続部で接触抵抗が増えると発熱・火災のリスクがあるので、 アルミ用の圧着端子や導電グリスを使用し、接触不良を防ぐ等の対策が必要である。

3:強度が低く、膨張・収縮がある

銅よりも柔らかく、引っ張り強度が低いため、施工時や長期運用時に破損しやすく、特に振動や風で負荷がかかる箇所では、しっかりとした固定が必要である。

また、温度変化による膨張・収縮が大きいため、長期間の使用で端子部が緩み、接触不良の原因となる為に、緩みを防ぐ施工が求められます。

アルミケーブル比較1

太陽光発電所でアルミケーブルの有効性は?

アルミケーブル比較

アルミケーブルは確かに軽量で安いが銅線ケーブルよりも、長期的にみると酸化しやすく、耐久性が弱く劣化する事で接触不良の可能性は高まる事から、 一次的な処置としては問題ないが、発電所のような長期運用を考えると不安が残る。

ケーブル盗難前に銅線ケーブルから、アルミケーブルへ交換する必要性はないと考えられますが、発電所を複数所有する投資家は盗難の際に一部の発電所をアルミケーブル に変更しても良いと考える。もしくは、銅線ケーブルを在庫として持っても良いと考えます。

そもそも盗まれたくない!盗まれても安心できる盗難対策はあるのか?

太陽光ケーブル盗難対策「タイナビプロテクター災害補償制度」とは?

タイナビプロテクター災害補償制度

タイナビ発電所を運営する株式会社グッドフェローズは、2025年2月、Solvvy株式会社と共同で「タイナビプロテクター災害補償制度」を開発し、新サービスとして提供を開始しました。

本補償制度は、免責金額0円の盗難補償を含む5年間の補償プランとなります。

本サービスでは、グッドフェローズが開発した高強度な金属製プロテクター「タイナビプロテクター」の設置に加え、ハザードリスク評価を組み合わせることで、 太陽光発電システムが直面する「自然災害」や「ケーブル盗難被害」のリスクを最小限に抑えます。

特に、「タイナビプロテクター」は物理的な切断が困難な構造となっており、盗難対策として高い効果を発揮します。

タイナビプロテクターとは?

タイナビプロテクター

2024年6月に開発された「タイナビプロテクター」は、銅線ケーブルを物理的に切断できないよう金属で保護する高強度のプロテクターです。

販売中の中古太陽光物件に試験的に設置・販売を行っており、タイナビプロテクターを導入した発電所では、これまでに銅線ケーブルの盗難被害は発生していません。

また、導入コストも抑えられており、発電所の収益性を損なうことなく導入が可能です。

タイナビプロテクター災害補償制度について

災害補償内容

本補償制度は、Solvvy社と共同開発したサービスで、災害補償とケーブル盗難補償がセットになった安心のプランです。

免責金額0円で、補償料もリーズナブルなため、法人・個人を問わず多くの方におすすめです。

商社・販売店の皆様や、自社発電所への導入を検討されている事業者様は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

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